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2022年7月

初年次ゼミナールとの連携

初年次ゼミナール「キャンパス周辺の大地の成り立ち」最終活動として、中百舌鳥キャンパスB2棟の教室から受講生全員が馬術部に移動し、「作業スペースを設営しながら浄水器を使って飲用水を製造する」デモンストレーションを行いました。これは、馬術部スタッフの全面的な協力のもとで2020年冬から実施している活動で、今回は受講生らが奮闘する傍らで伊藤が馬場の簡易測量を行いマップを作成しました(非常時の収容可能人数を見積もるため)。依然として新型コロナ肺炎の蔓延に出口が見えない状況の中、学生と教員の協力で実のある連携活動が行えたことは、本当に意義深いことだと思います。

2022年6月

大阪府危機管理室でのヒアリング

RD2Pお世話役・伊藤は6月22日に大阪府庁にて、大阪府における防災に関する取り組み全般について危機管理室防災企画課の脇川智浩課長から1時間余りにわたって説明をしていただきました。新入生対象ゼミナールで自治体の防災計画を紹介したいというリクエストに応えて下さったもので、大都市圏における「公助」の現状を知る大変良い機会となりました。大学教育のみならず、地域防災活動のプランニングに役立てて行ければと思います。

2022年5月

活断層評価に関わる調査・研究

RD2Pお世話役・伊藤の本業として「糸魚川-静岡構造線の近傍に分布する活断層評価」を進めております。今月はその土台となる地質構造概要を把握するため、富山県朝日町でフィールドワークを行いました。

2022年4月

防災に関わる調査・研究

理学系研究科の三浦大助先生らが取纏められた「恵山火山地質図」が国立研究機関のホームページで公開されました。その内容は、大阪公立大学のウェブニュースでご覧頂けます。

2022年3月

活断層評価に関わる調査・研究

RD2Pお世話役・伊藤の本業として「MTLの不確定トレース周辺の構造変形」に関する研究を進めております。今月は、和歌山県北部の磯ノ浦~加太周辺で地質調査を実施し、変形パターンを把握することができました。この成果を踏まえて、今後も調査を進めたいと思います。

 

2022年2月

地質巡検ガイドブックが遂に完成!

RD2Pお世話役・伊藤の本業として書き進めてきた地質巡検ガイドブック「大地の営みを学ぶ」2編が大阪公立大学共同出版会から遂に出版されました。客員研究員の前川寛和先生に監修していただき、初心者用と言えどレベルの高いものに仕上がったと自負しております。防災につながるアウトリーチ活動にも役立てて参ります。ネット書店やSNS向け紹介文を以下に転載します。

《大阪府編》
大阪府立大学で勤める著者が、初めて地質に接する学生のために書いた巡検ガイドブック。公共交通機関で日帰りできることを条件に、エリアを選定している。活断層など、社会への影響が大きい地質現象を理解するため、野外観察の難しい市街地も敢えて対象とし、変動地形・重力異常といった地球科学で欠かせない基礎知識を学ぶことができる付録集セクションを設けている。巡検で地層を眺めるだけではなく、自ら観察・計測するための演習問題も随所に盛り込んである。また、各エリア解説の末尾では、より進んだ学習に役立つ補助ルートの紹介、地質と社会の繋がりを述べたコラム、最新の知見に基づく観察結果の意義解説などを掲げ「何のために学ぶのか」を読者に問いかけている。この本は、主に大阪周辺に住む読者を想定した極めてローカル色の濃い物であると同時に、グローバルな地質現象のメカニズム及び地球の進化史を理解する助けとなることを企図している。

《和歌山県北部編》
大阪府立大学で勤める著者が、初めて地質に接する学生のために書いた巡検ガイドブック。公共交通機関で日帰りできることを条件に、エリアを選定している。日本列島が被ってきた激しい地殻変動の実相を理解するために不可欠な項目を厳選した。変動地形・人工地震探査といった地球科学で欠かせない基礎知識を学ぶことができる付録集セクションを設けている。巡検に参加して地層を眺めるだけではなく、自ら観察するための演習も盛り込んである。また、各エリア解説の末尾では、研究成果に基づく観察事実の意義と広域テクトニクスに関する解説などを掲げ「何のために学ぶのか」を読者に問いかけている。この本は、主に和歌山及び大阪周辺に住む読者を想定した極めてローカル色の濃い物であると同時に、グローバルな地質現象のメカニズムと地球の進化史を理解する助けとなることを企図し、通説紹介に陥ることを仮借しない著者の姿勢が折に触れつつ示されている。

2022年1月

CR副専攻科目との連携

CR副専攻科目「地域活動演習」の成果を取り纏めたレポートが「地域活動演習受講生によるハザードマップ評価レポートおよび災害リスクに関するコメント」として、学術リポジトリ(OPERA)に登録されました。パーマリンクはこちらです。受講生が自ら考えたことを、今後の暮らしに活かしてもらえる事を祈念しております。

また、先月ご報告した「馬術部厩舎に大規模災害時の対応拠点を設営するデモンストレーション」についても、大阪府立大学広報課が「府大生による災害時の救援設備立ち上げ模擬授業」として、WEB,SNS(Twitter及びFacebook)に公開を完了しましたので、URLをお知らせします。
▼ミチテイク・プラス(WEB)
http://michitake.osakafu-u.ac.jp/2022/01/17/bosai_yamaji/
▼Twitter
https://twitter.com/OsakaPrefUniv/status/1482910553207148546
▼Facebook
https://www.facebook.com/OsakaPrefectureUniv/posts/331957705601934

こういった草の根活動はRD2Pの根幹にかかわるものです。今後も、学生と教職員そして地域の方々が協働する機会を模索していきたいと考えております。

2021年12月

災害からの復興に関わる活動

客員研究員の山地久美子先生が実行委員会委員長を務める「第6回全国被災地語り部シンポジウムin神戸」が、12月11日・12日に開催され、大きな反響を呼びました。野島断層保存館のホームページに掲載された情報のリンクはこちらです。
わが地域防災センターも後援(活動内容のパネルを提供)させていただいた本シンポジウムの内容は今後も各種メディアに掲載される予定であり、災害を語り継ぐことの大切さを改めて認識させられるものでした。

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CR副専攻科目との連携

CR副専攻科目「地域活動演習」の一環として、馬術部厩舎周辺に大規模災害時の対応拠点を設営するデモンストレーションを行いました。これは、馬術部スタッフの全面的な協力のもとで昨冬から実施している活動で、QRコードを読み取って図書館の学術リポジトリ(OPERA)に登録された手製の災害時対応マニュアルをスマホにダウンロードし、机を組み立てながら浄水器を使って飲用水を製造しました。受講生たちが奮闘する様子は、広報課が記録してソーシャルメディアへの発信及び広報誌ミチテイクへの掲載を準備中です。さらに今回は、RD2P客員研究員の山地先生が来学し、協働作業を終えた受講生に、上記「第6回全国被災地語り部シンポジウムin神戸」での大学生セッションを紹介するレクチャーをして下さいました。これからの防災リーダーとなるべき若い世代にとって、貴重な体験になったことと思います。

2021年11月

活断層評価に関わる調査・研究

RD2Pお世話役・伊藤の本業である「紀伊半島に分布する付加体の研究」の一環として、センター客員研究員・前川寛和先生と共に、和歌山県広川町を歩いて黒瀬川帯の野外観察を行いました。大阪府立大学での教育に活用する巡検ガイドブックを上梓するプロジェクトの準備作業ですが、地球の構造運動のダイナミックな様相を身近に感じてもらえる巡検ルートを開拓するという意味で、アウトリーチ活動への展開も視野に入れています。

2021年10月

活断層評価に関わる調査・研究

RD2Pお世話役・伊藤の本業として「糸魚川-静岡構造線の近傍に分布する活断層評価」を進めております。今月はその土台となる地質概要を把握するため、富山県朝日町でフィールドワーク及び微化石サンプリングを行いました。

 

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